ESDのためのKODOMOラムサール<チェンマイ>
国際湿地交流

2012年1月6日〜9日/タイ国・チェンマイ


 主催 : ラムサールセンター(RCJ)
       チェンマイ大学理学部
       ESDのためのKODOMOラムサール実行委員会(RCJ、積水化学工業ほか)
 協力 : 東京都市大学
 協賛 : 積水化学工業株式会社
 助成 : 環境再生保全機構地球環境基金

参加者: 日本の子ども7人、タイの子ども24人

 「ESDのためのKODOMOラムサール<チェンマイ>国際湿地交流」は、今年度最後の主要な活動で、タイ北部の水の都、チェンマイ市を舞台に、「水環境」をテーマに開催しました。チェンマイ大学の協力をえて、地元の中・高校生といっしょに、水の大切さを考え、「持続可能な水環境を実現するにはどうするか」を討論しました。谷津干潟、藤前干潟、琵琶湖、宍道湖からの子ども代表が、チェンマイ地区の中・高校3校の子どもたちと交流し、水の環境問題と持続可能な利用について理解を深めました。

 1日めの午前中は、チェンマイ大学のチチョン先生や山岳民族アカ・サンスック村リーダーのティーラワットさんからタイの水環境問題や保全活動の話を聞きました。  山岳民族アカ・サンスック村の子どもたちによるパフォーマンスも見学しました。

 午後にはチェンマイ名物のお濠「チェンマイモート」やピン川とメーカー川の合流点、貯水池の見学などフィールド学習がおこなわれました。  夕食後、大輔先生とジェームズさんによるKODOMO交流プログラムが始まりました。全員で体を動かしてのアイスブレーキング。そして、各グループに分かれてのゲームなどがおこなわれました。

 2日めは、タイと日本の子どもたちから、自分たちの湿地の紹介、活動内容などの発表がおこなわれました。  それぞれがおこなっている水環境保全の活動について発表し合い、情報を共有しました。そして、グループで水辺で起こっている問題について話し合いました。

 さらに、問題を解決するために何をするかの優先順位をグループごとに考え、各グループの優先順位を比較しながら討論し、提言をまとめました。 最終日は、参加校の一つ、チェンマイ・クリスチャンスクールを訪問し、環境をテーマとした授業を参観して、子どもたちの交流がおこなわれました。


参加者みんなで集合写真。  参加者がサインしたフラッグ。

 
 6日には「ESDのためのファシリテータ―研修」も開催されました。藤倉まなみさん(桜美林大学教授)、佐藤真久さん(東京都市大学准教授)やビシュヌ・バンダリさん(ネパール湿地協会)のESDに関するレクチャーがおこなわれ、英語の講義でしたが、KODOMOラムサールの子どもたち5人が参加しました。


子どもたちにより出された提言

     


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