ESDのためのKODOMOラムサール<雨竜>
2013年6月01日〜02日/北海道・雨竜町

 主催 :ラムサールセンター(RCJ)、
    
ESDのためのKODOMOラムサール実行委員会(RCJ、積水化学工業ほか)、
    雨竜沼湿原を愛する会

 
共催:北海道ラムサールネットワーク
 後援:雨竜町、雨竜町教育委員会、雨竜町商工会
 協力:国連環境計画アジア太平洋地域事務所(UNEP/ROAP)
    ラムサール条約登録湿地関係市町村会議
    Field Assistant Network(NEC学生バードソン2013)
 助成:環境再生保全機構地球環境基金 一般財団法人前田一歩園財団
 参加 :21人(人)
 61()62()に北海道の雨竜町で「ESDのためのKODOMOラムサール<雨竜>」が開催されました。中海(4人)、円山川下流域・周辺水田(2人)、濤沸湖(2人)、厚岸・別寒辺牛湿原(3人)、大沼(4人)、宮島沼(6人)の6湿地から計21名の子ども達が参加しました。
 1日目会場に集まった参加者はまだ少し緊張している様子、プログラムが始まり中村大輔先生とゲームをして心と体の準備体操をします。準備ができたら早速出発、最初の目的地は暑寒ダムです。雨竜沼湿原を愛する会の外山さんよりダムの仕組みや、どのように米作りに利用しているのかについてのレクチャーをうけました。
 ダムを出て蜂須賀史跡公園へ、ダムから流れてきた水が公園内にも流れ込み、浅い水路や池を通ることで温められてている様子や、稲の栄養になる泥を実際に触りながら学びました。いよいよ田んぼへ行き田植えを体験します。
 田植えをするのが初めてという子が多く、一歩田んぼに入ると「キャー」と大きな声を出して田んぼの感触を楽しんでいる様子でした。田植え終了後は雨竜米の精米方法を学び、最後には昨年収穫された雨竜米がプレゼントされました。
 
 夕食後は日中外に出て体験した事から、それぞれのグループで美味しい雨竜米を作る為に大切だと思う要素を話し合い、その中から特に大切な6つの要素を決めてそのイラストを作成します。それぞれが日中の体験から感じた大切な要素を出して、みんなの意見を取り入れながら6つに絞っていくのはなかなか大変です。夜9時半の時間一杯まで使って全てのグループが無事にイラスト作成まで終わらせることができました。 

  2日目は昨日話し合って決めた6つの要素にそれぞれ順位をつけます。それを全体で共有し、いよいよ全体で6つの要素を決めます。それぞれが自分の意見を積極的に発言していきます。今回の議論はとても白熱して、参加者の子ども達全員が各々の意見を発言していて、周囲で見ていた大人達を驚かせていました。
 長い議論が終わりついに6つの要素が「ダムの利用」「蜂須賀さん」「人の知恵・工夫・努力」「栄養のある水」「栄養のある土」「きれいな空気」に決定、その要素を説明するイラストを張り付け、ポスターは完成です。ポスターには「みんなを幸せにするお米〜雨竜沼湿原の恵み〜」という子ども達が作ったキャッチコピーも書かれています。この二日間で子ども達が学び、自分達で考え話し合った結果、素敵なポスターが完成しました。
        


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