ESDのためのKODOMOラムサール<三方五湖>
2013年8月09日〜11日/福井県 三方五湖
 主 催   :若狭町・美浜町
      ラムサールセンター(
ESDのためのKODOMOラムサール実行委員会)
 
共 催   :福井県
 後援・協力:三方五湖自然再生協議会、環境省中部地方事務所、
          国連環境計画アジア太平洋地域事務所(UNEP/ROAP)

       ラムサール条約登録湿地関係市町村会議
       Field Assistant Network(NEC学生バードソン2013)
 助成:環境再生保全機構地球環境基金
 参加 :19

 2013年8月9日(金)〜11日(日)、福井県の三方五湖で、「ESDのためのKODOMOラムサール<三方五湖>」が開催されました。釧路湿原(2人)、円山川下流域・周辺水田(2人)、琵琶湖(5人)、東海丘陵湧水湿地群(1人)、そして地元の三方五湖(8人)と、5つのラムサール条約湿地から計18人の子どもたちが参加しました。
 三方五湖は2005年にラムサール条約に登録された若狭町と美浜町にある湿地で、淡水〜汽水〜海水と5つの湖が塩分濃度が違うため、5色の湖とも呼ばれる風光明美な景観と、湖畔から縄文時代の遺跡が数多く発掘される古い湖としても知られています。

 

 1日目は三方湖でのシジミ採り体験、若狭三方縄文博物館で縄文時代の人々の三方五湖周辺の生活についての学習、動植物を守る活動について地元NGOハスプロジェクト推進協議会や美浜町役場の方のお話しを聞きました。

 

 2日目は湖と周辺の水田に生息する魚や生物多様性を守るための水田魚道について、美しい鳥浜を守る会の方の説明をうけて見学後、レインボーライン展望台から三方五湖の全景を楽しみました。また水月湖と菅湖のレイククルーズもおこないました。午後からは、木の枝を湖に沈めてエビや小魚を獲る伝統の柴漬け漁を見学し、縄文人が使っていたとされる丸木舟に乗る体験をしました。そして夕方にはプログラム中にとれたシジミとエビを調理し、みんなで美味しくいただきました。


 2日目夜は、ファシリテーターの中村大輔先生の司会のもと、「三方五湖の宝」を探す活発な話し合いをおこない、グループごとに選んだ宝のポスターを作成しました。最終日は三方青年の家で一般公開の「三方五湖KODOMOのつどい」(福井県主催)イベントに合流し、三方五湖の宝について公開の場で全員が積極的に発言をする白熱した議論で大変な盛り上がりをみせました。
 子どもたちが選んだ三方五湖の宝は、「ハス」「湿地を守るために努力する人々」「自然の恵み」「年こう」「景色」「三方五湖の歴史」で、キャッチコピーは「自然の恵みがいっぱいある命の湿地 三方五湖」に決まりました。
 こうして2泊3日の三方五湖と人々の暮らしと海産物などの恵みをテーマとした本プログラムは楽しんで終了することができました。

        


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