KODOMOラムサール<出水平野>
「田舎でもツルとの仲は”いいなかだ”」
2014年1月18日(土)〜19日(日)、鹿児島県出水市

主 催 ESDのためのKODOMOラムサール実行委員会(ラムサールセンター、積水化学工業ほか)
共 催 出水市、出水市教育委員会、生きものと人・共生の里を考えるシンポジウム実行委員会
協 力 国連環境計画アジア太平洋地域事務所(UNEP/ROAP)、
     ラムサール条約登録湿地関係市町村会議、積水化学工業株式会社、
     フィールドアシスタントネットワーク、NEC学生バードソン
後 援 環境省
助 成 環境再生保全機構地球環境基金
 子ども参加者:蕪栗沼・周辺水田/化女沼(2人)、藤前干潟(2人)、漫湖(1人)、周南市(4人)、佐渡市(2人)、豊岡市(6人)、出水市(19人)計36人
  2014年1月18日(土)〜19日(日)、鹿児島県出水市の出水平野で「ESDのためのKODOMOラムサール〈出水平野〉」が出水市、出水市教育委員会、生きものと人・共生の里を考えるシンポジウム実行委員会との共催、国連環境計画アジア太平洋地域事務所(UNEP/ROAP)、ラムサール条約登録湿地関係市町村会議、積水化学工業株式会社、フィールドアシスタントネットワーク、NEC学生バードソンなどの協力、環境省の後援、環境再生保全機構地球環境基金の助成で開催されました。全国7ヶ所、蕪栗沼・周辺水田/化女沼(2人)、藤前干潟(2人)、漫湖(1人)、周南市(4人)、佐渡市(2人)、豊岡市(6人)、出水市(19人)計36人の子どもたちが参加しました。
出水平野は毎年一万羽以上のナベヅルが飛来する日本最大のツルの越冬地で、新潟県佐渡市、兵庫県豊岡市、山口県周南市、鹿児島県出水市が年に1回集まって話し合う「生きものと人・共生の里を考えるシンポジウム」の協賛イベントとして開催され、大型の野鳥と人々の暮らしの調和をメインテーマに、子どもたち自身が、ツルと共生する出水平野の価値を学び、子どもたちでできることを話し合いました。
1日目は出水市ツル博物館クレインパーク出水で開会式をおこなったあと、博物館を見学し、出水市とツルのかかわりや、生態、歴史を学びました。その後、荒崎干拓のツル観察センターに移動して出水市の子どもたちから選ばれた「ツル博士」のガイドのもと、干拓地に集まるツルの観察をおこないました。

  夜のプログラムでは、ツル保護監視員の時吉秀次さんのおはなしや、学校のクラブ活動でツルの保護に関わる活動をしている、荘中学校ツルクラブの発表を聞き、中村大輔先生の指導のもと、班ごとに別れて出水平野の宝を決めるディスカッションをしました。
2日目は朝6時から、再び観察センターを訪れてツルの飛び立ちの観察をし、子どもたちはカウントの実習もしました。朝焼けの空に1万羽を越すツルたちが次々に飛び立っていく光景に、子どもたちや大人も息を飲んで見入っていました。
 朝食後、各地から参加した子どもたちの活動発表で学習し、最後に出水平野の宝を決めるディスカッションをおこないました。2時間におよぶディスカッションの末、子どもたちの選んだ宝物とメッセージは、「ツルを大切にする心、ツル、ツルクラブ、ツル保護監視員、出水の豊かな自然環境、ボランティアガイド」でメッセージは、「田舎でも ツルとの仲は いいなかだ 〜出水にはあふれる水と愛がある〜」になりました。そして閉会式で、出水平野の宝物ポスターを出水市長に贈呈し、見学に来ていた環境省野生生物課課長の中島慶二さんから講評をいただいて終了しました。
大人の主な参加者は、蕪栗沼・周辺水田/化女沼(1人)、漫湖(1人)、周南市(1人)、佐渡市(2人)、豊岡市(2人)、出水市(2人)の計9人でした。

      


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