KODOMOバイオダイバシティ
国際湿地交流 in 琵琶湖

2010年8月4日〜8日
滋賀県高島市ほか


 主催: KODOMOバイオダイバシティ実行委員会
      (ラムサールセンター、滋賀県、積水化学工業株式会社)
      環境省
 共催: 高島市、国際湖沼環境委員会(ILEC)
 後援: ラムサール条約登録湿地関係市町村会議
 協力: 琵琶湖ラムサール条約連絡協議会、淡海環境保全財団、滋賀大学、平和堂財団、
      FAネットワーク、針江生水の里委員会、大津市青少年自然の家、朽木ふれあい自然の里
 助成: 環境再生保全機構地球環境基金

 8月5日〜8日、滋賀県高島市の琵琶湖で「KODOMOバイオダイバシティ国際湿地交流in琵琶湖」(地球環境基金助成事業)が開催されました。「KODOMOバイダバ」はこれまでに8回開催され、9回目を迎える今回は最終回となります。主催はKODOMOバイダバ実行委員会(ラムサールセンター、滋賀県、積水化学工業)と環境省。ラムサール条約登録湿地関係市町村会議が後援し、琵琶湖ラムサール条約連絡協議会をはじめ地元の多くの団体にご協力いただきました。
 総勢で78名の子どもたちが参加し、これまでになく大規模な活動となりました。子どもたちは国内16湿地(石狩川自然再生地、篠路福移湿原、サロベツ原野、宮島沼、釧路湿原、蕪栗沼・周辺水田、谷津干潟、尾瀬、片野鴨池、藤前干潟、豊岡戸島湿地、中海、宍道湖、屋久島・永田浜、漫湖、琵琶湖)と、アジアの5湿地(韓国のシワ湖、ウーポ湿地、タイのクラビ干潟、中国の黄河、マレーシアのキナバタンガン川)から集まりました。


  1日目(8月5日)、滋賀県立琵琶湖博物館のホールで開会式を行い、4日間にわたるKODOMOバイダバ<琵琶湖>がスタートしました。
 
   開会式の後は、博物館内を見学し、琵琶湖の歴史や暮らし、そこに住んでいる動物などを勉強しました。
 
 夕方には宿舎の「びわ湖こどもの国」の近くの琵琶湖畔でヨシを使った松明を焚きました。松明の灯りのもと、ヨシ笛の演奏にあわせ、子どもたちみんなで歌を歌いました。

 2日目(8月6日)は今津サンブリッジホテルで各自の湿地の活動発表をおこないました。、高島市、びわっ子大使のメンバー、海外からの参加者、これまでのKODOMOバイオダイバシティを開催した蕪栗沼・周辺水田、片野鴨池、藤前干潟の子どもたちが、他の参加者と市町村会議に参加している大人たちの前で発表しました。   
 
 昼頃に湖上船に乗り琵琶湖を湖上から探索したあと、滋賀県知事の嘉田由紀子さんからのお話を聞きました。   
 
 午後には針江地区を歩き回り、川端をみたり、周辺の河川の水を引いた田んぼの観察をしました。その日の夜にはまた、参加者たちの活動発表をおこないました。

  3日目(8月7日)の午前は藤前干潟をベースに活動している「劇団シンデレラ」の生きものミュージカルを見ました。KODOMOバイダバの参加者のうち劇団に所属している安井さんと浅井さん、吉井さんも出演しました。   
     
    
   
 午後は安曇川上流、朽木いきものふれあいの里で生きもの採集をおこないました。ヘビトンボやヤゴ、カエル、ヘビなどが見つかりました。

 朝と夜は10班に分かれてKODOMO生きもの会議グループディスカッションをおこないました。ファシリテーターの中村大輔先生と通訳ボランティアの方々の協力のもと、言語の壁を越えて子どもたちは、班ごとに6つの「宝」とキャッチコピーを決めました。


     
   
 4日目(8月8日)は会場を安曇川公民館に移し、みんなの<琵琶湖の宝>とキャッチコピーを決める最終会議がおこなわれました。子どもたち全員の、3時間にもわたる白熱した会議により、2年間のKODOMOバイダバ活動の集大成となるKODOMOバイダバ<琵琶湖>のポスターが完成しました。



78人の子どもたちが選んだ「琵琶湖の宝」のポスターが完成しました。
6つの宝は以下の通りです。

1位:「固有種 Endemic Spicies」 「かばた Kabata」
「水のつながり Linkage with Water」
2位:「活動する人々 People doing Activites」 「ヨシ Reeds」
3位:「琵琶湖博物館 Biwako Museum」

キャッチコピー:
Beautiful, Interesting, Wetlands, Attraction, Knowledge, Original
〜守り続けよう ぼくらの湖(うみ)〜



参加者のみなさん、どうもありがとう!

全9回にわたる<KODOMOバイオダイバシティ>を
すべて終えることができました!
これまでの成果とメッセージは
生物多様性条約COP10で発信していきます!




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