KODOMOバイオダイバシティ
<蕪栗沼・周辺水田>

2010年06月19日〜20日
宮城県大崎市


 主催:宮城県大崎市、KODOMOバイオダイバシティ実行委員会(ラムサールセンター、滋賀県、積水化      学工業株式会社)
 後援: 環境省東北地方環境事務所、ラムサール条約登録湿地関係市町村会議、
     仙台広域圏ESD・RCE
 協力:NPO法人田んぼ、FAネットワーク
 協賛
:みどりの農業協同組合、株式会社一ノ蔵
 助成: 環境再生保全機構地球環境基金

 2010年6月19〜20日には、宮城県大崎市の蕪栗沼・周辺水田で、昨年11月についで2回目のKODOMOバイダバが開催されました。地元の蕪栗沼・周辺水田、化女沼、長沼、平筒沼などの湿地からの子どもを中心に、釧路湿原、宮島沼、藤前干潟、琵琶湖、中海、豊岡から、全部で28人が参加しました。
 越冬していた数万羽のマガンが繁殖地に帰ったあとの夏の田んぼでは、地元の農家の人たちが、農薬や化学肥料をできるだけ使わない米作りを実践していて、エビやカエル、トンボ、ドジョウ、さまざまな植物など、小さな命があふれかえっていました。子どもたちは田んぼに入ってどろんこになりながら、生きものを発見し、感触を楽しみ、ポスターとキャッチフレーズをつくりあげました。


 1日目は、NPO法人田んぼの岩渕成紀先生からの水田と生物多様性に関するお話のあと、会場の大貫公民館付近の田んぼでフィールドワークをおこないました。田んぼの生きもの調査や、周辺に生育している植物の調査をおこない、とても多くの種類の生きものがいることを確認しました。

晩ごはんには大崎市の特産品を使った料理がいっぱい。田んぼでも見かけたドジョウのから揚げもありました。

夕食後は、集まった子どもたちそれぞれが自分達がおこなっている活動について発表しました。

20日は朝6時から観察をおこない、農家の佐々木陽悦さんからのお話を聞きました。投網で田んぼの生きもの調査もしました。


大貫公民館に戻り、KODOMO生きもの会議が始まりました。各グループのお宝ランキングをもとに、中村大輔先生の司会で蕪栗沼の「宝」とキャッチコピーを話し合い、6つの宝を決めてゆきました。


KODOMOバイダバ<蕪栗沼・周辺水田>ポスターが完成しました。
蕪栗沼のお宝ランキング6つとキャッチコピーは以下の通りです。

1位:「自然を大切にする人が増えた」
「たくさんの生き物が一緒にくらす田んぼの沼(どろ)」
「皆が大切に持っている思いやりの気持ち」
2位:「希少な生き物がいっぱい」「おいしいお米の冬水田んぼ」
3位:「自然を支えて協力してくれる農家の人達」

キャッチコピー:太陽と人がはぐくむぼくらの宝 蕪栗沼



  KODOMOバイダバ<蕪栗沼・周辺水田>開催にあたって、お世話になった多くのみなさまにこの場を借りてあらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

参加者のみなさん、どうもありがとう!


次はいよいよKODOMOバイオダイバシティの集大成、
「KODOMOバイオダイバシティ国際湿地交流in琵琶湖」です。
2010年8月5日〜8日、滋賀県高島市で開催されます。


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