KODOMOバイオダイバシティ
<クッチャロ湖>

2009年7月25日〜26日/北海道浜頓別町


 主催: 浜頓別町、北海道ラムサールネットワーク
      KODOMOバイダバ実行委員会(ラムサールセンター、滋賀県、積水化学工業株式会社)
 後援: 環境省北海道地方事務所、北海道、(財)北海道環境財団、
      ラムサール条約登録湿地関係市町村会議、
      北海道ラムサール条約登録湿地市町村連絡協議会、国際湿地保全連合日本委員会、
      大同特殊鋼、浜頓別町観光協会、NPOクッチャロ湖エコワーカーズ、
      浜頓別町自然保護協会、浜頓別白鳥の会
 協賛: アサヒビール
 助成: 環境再生保全機構地球環境基金

 7月25〜26日、北海道浜頓別町のクッチャロ湖で「KODOMOバイオダイバシティ<クッチャロ湖>」(地球環境基金助成事業)が開催されました。ラムサールセンター(RCJ)の「KODOMOバイダバ」活動は、4月25日のトライアル活動「KODOMOバイダバ<久米島>」でスタートを切りましたが、「KODOMOバイダバ<クッチャロ湖>」は、その本格活動の第1回。地元クッチャロ湖からの12人をはじめ、厚岸湖・別寒辺牛湿原(4人)、釧路湿原(2人)、サロベツ原野(7人)、宮島沼(10人)、谷津干潟(1人)、藤前干潟(1人)、宍道湖(1人)、漫湖(1人)の計39人の子どもたちが、元気に参加しました。


 1日目は、安藤元一先生(東京農大教授)の「ニホンカワウソの絶滅と生物多様性」のお話のあと、グループごとにフィールドへ出て、クッチャロ湖を特徴づけている生きものや風景など、「クッチャロ湖の“宝”探し」をしました。あいにくの曇り空と霧雨の肌寒い天気のなか、浜頓別町スタッフの方々のサポートを受けながら、湖に入って網で魚やエビ、ザリガニを探したり、水鳥観察館の展示から地域の歴史や自然について学びました。

 その後、フィールド活動をとおして感じた「生物の多様性とは」「クッチャロ湖の宝はなにか」をグループ内で話し合い、6つの宝を選んでイラストに仕上げ、さらに1〜3位までの「クッチャロ湖の“ステキ”ランキング」を決め、キャッチコピーを考えました。  次の日はグループごとの「“ステキ”ランキング」を発表し、ファシリテーターの中村大輔先生の司会のもとにさまざまな意見を出しあって、クッチャロ湖を代表する6つの宝とイラストを選び、全体キャッチフレーズを決め、KODOMOバイダバ<クッチャロ湖>ポスターを完成させました。

39人の子どもたちが選んだ「クッチャロ湖の宝」(クッチャロ・バイダバ)は次の6つでした。
1位:「ハクチョウのハッピーリング」
    「クッチャロ湖そのもの」
    「生きものがたくさん」
2位:「オジロワシとオオワシ」「ニホンザリガニ」
3位:「楽しいクッチャロ湖」
キャッチコピー:「一緒に行こう お宝ザクザクッチャロ湖」



 なお、「KODOMOバイダバ<クッチャロ湖>」は、クッチャロ湖のラムサール登録20周年記念事業の一環としておこなわれ、記念式典や北海道ラムサールネットワークの総会も並行して開催されました。2日目のディスカッションには、記念式典に参加していた道内のラムサール登録湿地関係者のみなさんも見学にきて、会議は大盛況のうちに終了しました。
 数か月前からのさまざまな準備作業にはじまり、地元の食材を使ったおいしい夕食の提供やテント設営など、浜頓別町のみなさんにはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

参加者のみなさん、どうもありがとう!

 次は、9月21〜22日に沖縄県那覇市・豊見城市で、
KODOMOバイオダイバシティ<漫湖>が開催されます。




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